へらぶな釣り入門 寺口釣り池(奈良県)奈良県平群町にある「寺口釣り池」は今では貴重なうどんとこ釣り専門の池。 奈良県といっても、大阪JR天王寺から王寺駅まで20分、 近鉄生駒線に乗り換えて5分、竜田川駅から徒歩10分だ。 大阪市内から概ね1時間圏内でとても便利。 古の都、斑鳩・法隆寺の近所で、のどかな住宅が広がる丘の中腹にあって、 とても静かに釣りを楽しめる。 この池のシステムは少し変わっていておもしろい。 「早釣り」で商品をもらえたり、何故か新鮮なたまごを頂けたりする。 商品目当てで釣りをする訳でもないけど、なんかおもしろ味を感じる。 池主の女性はとてもにぎやかで、初めて訪れる人にもとても優しい。 池主さん所有の池で、水は地下水を汲み上げていて、池専用の濾過水槽も完備。 池の水質にはとても気を遣っておられる。ねり餌は使わないので、 水質の悪化が抑えられている。 こじんまりした池で、大阪伝統のへらぶな釣りである、 うどんのとこ釣り専用の池なのが何より最高にいい。 平日では常連さんが10人〜20人程度。 大阪市内から電車アクセスの良いうどん池はここだけ。 経営を引き継ぐご家族の人も決まっておられて、 これからも長くうどんのとこ釣り専門池を守っていってくれるだろう。 なんと言っても、うどんのとこ釣りのみなので、 隣でチュー釣りやねり餌を使う人間がいない。 釣り方自由の池のように、周囲を気にして釣る必要がないのが実にいい。 当然だが、水面をバシャバシャとかっつけをやるポン助野郎なども蹴り出される。 池の真ん中に2本の桟橋が有り、1つには屋根が付いている。桟橋は、 コンクリート支柱で支えられているので、人が歩いてもプカプカ揺れない。 チュー釣りをする連中のように、 バカほどの荷物をキャリーでガラガラ運ぶ人間も少ない。 (キャリーを使う人は、岸の桟橋で荷をほどいている。 池中の桟橋を引きずるような人は少ない) やっぱり釣り池はこうでないと。 住宅地の中に忽然とある池なので、環境はとっても静か。 自動車はごみ収集ぐらいが通る程度、どこからかピアノの音が流れてきて、 犬が時折鳴く、あとは鳥のさえずり・・・
事務所側
池から東側を見下ろすと大きな自由釣りの釣り池もある。
大きなバッグでマルキュー釣りをしている人が見える。
料金は1日2200円(11枚21000円の回数券有り)、7:00〜16:00まで。
火曜日定休 12:00からは休憩時間で、池ではエアーが上がる。20分程度。 平日10:30から大助早釣り賞、13:00から何でも早釣り賞(一人3つまで)。 平日は10人から20人程度。平日では木曜が一番混むらしい。 ギャーギャー騒ぐチュー釣り軍団はいないぞ! 禁止事項がいっぱいあるが、 このレギュレーションが本来のへらぶな釣りのおもしろさを守っている。 昭和30年代からの当たり前のルール。どこの釣池も同じだった。 大助で商品がもらえる・・・なんてのも昭和と同じでいいね。
事務所入り口。中は広くて20人ぐらいのスペース。
毎日のように行われる早釣りの賞品。新鮮なたまごが賞品の目玉。
食堂は明るくて広い。
トイレは洋式水洗があって、女性には嬉しい。
男子でもお腹が痛くなる心配はしなくて済む。
夏に冷たい物でも、安心してどんどん飲める。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− へらぶな釣りの内容池の深さからして、竿は9〜12尺ぐらいだろう。 温かい期間: アタリは割とストンとでるタイプの魚が多い。 うどんとこ釣り専門池であるせいもあるだろうが、 うどんのアタリは大きめではっきりしている。 半節カチッと入るような小さいアタリでは、 なかなか釣れない(上針とんとんでの話)。 ジャミ・アタリ(?)も出るが、少ない方。 アタリにはどんどん合わせて釣れる。 わりとすぐに上ずりやすい。 餌の着水面にすぐにふな達が浮き出てくる(ペレットは池のもの)。 営業終了後、ペレットの餌撒きを上からされている。 そのせいもあるかも。 春先でもペレット+どろ、少しふなが寄れば、マッシュ系に変えるとか。 池の水質がいいので、ふなは元気で大助も多い。 月間たて賞は1日の大助2匹合計で記録される。 へらぶな釣りを始めたい人はこちらを参照されたし 大阪のへらぶな釣り入門 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 寺口釣り池へのアクセスJR天王寺駅から大和路線で30分、王寺駅下車。 王寺駅は改札が2つある。進行方向前側と中ほど側。 この中ほど側の改札を出ると、出口左側に近鉄生駒線の乗り場がある。 近鉄生駒線で5分、竜田川駅下車。近鉄奈良線だと生駒駅乗り換え、 生駒線で竜田川駅下車。
竜田川駅の改札は1つ。改札を出て左へ進む。この写真では奥の方。
上の写真の道を100mほど行くと、行き止まりの踏切があるので、
それを左へ渡る。
踏切の所には「鯉つり」という古い看板があるが、実はこれがその池。
踏切を渡って30mほど行くと、小さい橋がある。橋の手前を左へ上る道がある。
登っていくとお墓があって、その手前に入口がある。看板が出ている。
自動車の入口もここからだ。 |