ラジコン・プロポ FLYSKY FS-i6 の使い方
1.Mode2とMode1の切替改造
切替改造はとても簡単で、完璧にできる。先ず電池を抜く。4本のビスを抜いて、裏ぶたを開ける。
裏ぶたの下側は簡単に開くが、上側は取手を割り込むように開ける。
裏ぶたに付いている電池とコネクタがコードでつながっている
ので、それを傷めないように。
スティックの機構は1つのユニットになっているので、コネクタも差し替えずに
これを左右交換するだけで、 Mode2がMode1の構造になる。あとは
設定操作で完全にMode1にできる。
スティック・ユニットは四角い形で(上写真のピンク四角内)、
ユニットには中心側向きに白いコネクタが付いている。このコネクタから
コードが出て本体回路とつながっている。このコードは外さずにユニットを入れ替える。
スティック・ユニットを留めている四すみの
ビスを外す(ユニット内部の可動部のビスは触らない)。
左右のユニットを外して、左右を入れ替える。この時、ユニットから出ている
コードにかぶさっている別コード束(ボリュームからのコード)が邪魔なので、
このコードだけ、一旦本体コネクタ側で外す。コネクタの合わせ目にマイナス・ドライバ
を入れて、徐々にこじ開けるように外す。
外す前に、コネクタが刺さっている向きを確認しておく。
スティックユニットのコネクタは
中心を向いているので、左右のユニットを入れ替える時には、上下ひっくり返して
ユニットの枠にはめる必要がある(ユニットを左右入れ替えてもユニットに付いて
いるコネクタは中側になるようする。スティックの方向が上下逆になるが設定で
リバースの設定をすればいいだけ)。スティック・ユニットを元のように、
ビスで留めればハードは完成。裏ぶたをはめて電池を入れる。
ハードはMode1になったので、あとは内部設定をMode1にすれば、完成。
<Mode1に内部設定する>
- 本体電源を入れる。スイッチ類は全部上に入れ、スロットル・スティックを下げる
- OKボタンを1秒押す。Setup画面になる。UPボタンを押して「System Setup」を選択し、
OKボタンを押してSystem Setupに入る。
(OKボタンは右側上、UPボタンは左側上、「System Setup」画面は左側に四角がきた状態)
- System Setupに入ったら、Downボタンを8回押して「Sticks Mode」を選択してOKボタン
を押す。
- Sticks ModeでUp Downボタンを押してMode1を選択してOKボタンを押して、あとは
CancelボタンでSystem Setupを抜け出せば完了。
2.受信機とプロポとのバインド
このプロポは1台で、飛行機やヘリ、グライダなど20機を個別に登録・設定できる。
20機それぞれに名前も設定できる。
バインドは1台ごとにする必要があるので、先ずプロポ側でバインドする機を決める。
例えば3機目の飛行機なのでModel3でバインドするなら、プロポ側を先ずModel3に
設定してから、バインド作業に入るようにする。
- OKボタンを1秒押す。Setup画面になる。UPボタンを押して「System Setup」を選択し、
OKボタンを押してSystem Setupに入る。
(OKボタンは右側上、UPボタンは左側上、「System Setup」画面は左側に四角がきた状態)
- System Setup で「Model Select」を選択し、OKボタンを押し、Model Selectに入る。
- Up DownボタンでModelを選択し、Cancelボタンを1秒押して、設定を確定して
Model selectを出る。
(Cancelボタンを1秒長押ししないと設定は確定しない)。
System Setupを出てプロポの電源を一旦切る。
- 受信機の電源ポートに、バインド用ジャンパケーブルを差し、任意のCHポートに
5V電源を入れて、プロポのBINDボタンを押したまま電源を入れる。
(プロポのBindボタンは左側下の黒いボタン)
- 受信機の赤LEDが点滅状態からスローな点滅に変わったら、バインド完了。その時の
プロポのModel番号で、その受信機がバインドされた状態になる。
3.サーボの動作範囲をプロポで設定
飛行機を作って、サーボを乗っけて、リンケージも完了して、受信機と電池を
乗っければ、あとはサーボを受信機の接続と、プロポ側でサーボの動く方向や、
スロットル・エルロン・エレベータ・
ラダーの動く範囲を、サーボ側で設定する。 「サーボで動く範囲の設定」とは、
プロポのスティックをめいいっぱいまで倒したときに、各部がめいいっぱいまで動く
エンド・ポイントをプロポ側で設定すること。
もちろん、リンケージでサーボと各部を接続する時に、サーボ・テスタなどで
ニュートラルの位置など出来る範囲で調整して作り込んで置くこと。
<受信機チャネルと各部の接続>
- CH1--エルロン
- CH2--エレベータ
- CH3--スロットル
- CH4--ラダー
<プロポのスティックとサーボの動く方向の設定>
- OKボタンを1秒押して、Setupに入り、そこで「Function Setup」を選択する。
- そこで「Reverse」を選択して、チャネルごとに方向を設定する。OKボタンでCHを選択し、
各CHごとにUp Downボタンを押して、サーボの動く方向を決める。各チャネルで実際に
スティックを動かし、サーボの動く方向を見ながら設定すればよい。
- 各チャネルが設定できたら、Cancelボタンを1秒押し続けて設定を確定して終わる。
<サーボの動く範囲の設定>
- OKボタンを1秒押して、Setupに入り、そこで「Function Setup」を選択する。
- Downボタンで「End points」を選択し、OKボタンでEnd Pointsの設定に入る。
- 例えばCH1のエルロンの動く範囲を調整する。エルロン・スティックをめいいっぱい
左に倒した状態で、Up Downボタンを押し続けて、エルロンが「左側めいいっぱい」で
いる適切な位置を設定する。Up Downボタンを押し続けると、実際にエルロンが動く。
それを見ながら、めいいっぱいの位置を決めればよい。
エルロン用スティックをめいいっぱい倒しても、サーボやリンケージがどこにも当たらない
か、めいいっぱいの位置が適切か、などを確認しながら調整する。
- 右側の調整をする時も、スティックを右側いっぱいに
倒したままで調整する。右側
いっぱいに倒した状態でないと、エンド・ポイントの調整はできない。
- 各部調整が完了したら、Cancelボタンを1秒押し続けて、設定を確定して終了する。
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