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ここでは日本みつばち(野生みつばち)の養蜂について、その方法を 紹介する。この養蜂は趣味の養蜂にはぴったりだ。養蜂の専用機材は ほとんど必要ないし、ほぼ一年ほったらかしででき、薬品も一切使用しない ので天然のとびきりおいしい完全ピュアなハチミツが取れる。
日本みつばちの集めるハチミツは、一般市販されているものとは全然 違い、格段においしい。このおいしさは食べた人にしか分からない。 是非、自分で 作ったハチミツを味わってみるといい。ものすごく感激すること保証する。 しかも世界唯一の自分オリジナルのハチミツだ。
 
みつばちは当然蜂で刺されると痛くてちょっと腫れる。でもすごくかわいい。 巣箱から通うみつばちは見ていると本当にかわいい。誰でもそのかわいさに 魅了される。一日見ていても飽きない。飼っていてこんなに楽しい生き物は ほかにない。
 
<警告>
養蜂は一度や二度、必ず蜂に刺される危険な作業だ。ここでは その技術情報の提供をしているだけだ。このサイトでの情報に誤りが あり、例えそれに起因する事故等が発生したとしても、私どもでは 一切その責任は負わない。このページをご覧になって養蜂を される場合、全ては自己責任で行うように。  
 
日本みつばちの飼い方(養蜂)
日本みつばちの養蜂をやってみたいという人のために、その飼い方 (養蜂の仕方)を紹介する。田舎暮らしの人で養蜂をして自家製はちみつを とってみたいという人が増えていると聞く。 日本みつばちの養蜂は趣味レベルでやるにはもってこいの養蜂だ。手軽、簡単、 薬品類を一切使用せずにとびきりおいしいはちみつが取れるからだ。 趣味で西洋みつばちの養蜂をしたいという人がいるけど、勧めない。それは 以下のことを読んで頂けると分かるはず。色々いっぱい文章で書いてあるので、 想像力豊かにして読んでね。
日本みつばちの養蜂を始める条件は、 養蜂のための環境的条件=すぐ近くに民家がほかにないこと。蜂がかなりたくさん 飛び回るので近くに他人が住んでいるとちょっと無理。銀座のビルの屋上で やっているからと大丈夫なんて考えない事。
養蜂をやるあなたの条件=子どもの頃、生き物を飼ったことがあること。 今までに生き物を飼ったことがある人はそれだけ 生き物への興味があり、それだけ生き物を分かってあげられる才能がある。 これは才能なのであって、知識ではおぎなえない面が多い。 やり方を文字で学んだだけではうまくいかない。日本みつばちの養蜂は生き物 を飼える人には簡単だが、生き物を扱った事が無い人には難しいと言える。  
日本みつばちの養蜂は手間がかかるか? それほどかからない。ほとんどほったらかしで天然100%のハチミツが貯まる。 貯まると書いただけで、取れるとは書いてない。山の農家が庭先でちょこっと できる養蜂が日本みつばちの養蜂だ。養蜂業者のように花を求めて巣箱を あちこち移動することはない。庭先に置いておくだけで大丈夫。
少し手間なのは巣箱の自作。木工や日曜大工が得意な人ならOK。あと、ハチ がわんわんいる巣箱に手をつっこむので、ほんのちょっとの勇気が必要だ。 勿論素手じゃないよ。
日本みつばちの養蜂は費用がかかるか? かからない。趣味だからそんなにお金かけたくない。それに田舎暮らし をする人々は貧乏系が多い。私だけか。でも取れる天然100%のハチミツ と比較すると、実益の方が大きいのは間違いない。
以下にざっくりした費用を紹介しておく。これ以外にもこまごまと必要だけど 小さいのでネグった。
<みつばち>野山で取り込む。野生のはちを使うのがこの養蜂。でもこれは ちょっと難しい。そう簡単には取れない。
商用ベースではないが、稀に購入できる。概ね1万円から3万円ぐらい。 でもピンキリなので気をつけて。買ってもすぐにだめにする人も多い。 購入した蜂が悪いと、蜂のせいにすると、自分で自分をバカだと言っている のと同じになるので、要注意。
<巣箱>自作なら板材費用ぐらい。1つ300円ぐらいで作れる。自作できない 人でも1個5000円ぐらいで購入できる。これもピンキリ。自分の手間賃を 考えるとバイトでもして買った方が早くて楽なのは確か。私に5000円あげ るからいいの作ってと言われてもお断り。バイトの方が楽だから。中国製がもし あれば1000円ぐらいかも。
<防護服>市販のウィンドブレーカで大丈夫。300円から1000円ぐら い。ちなみに私はカインズの300円のものを愛用。
<面網>顔にかぶる網。ホームセンターで売っているものでOK。500円から 900円ぐらい。養蜂用のいいものはいらない。あとつばのある麦わら帽子の ような帽子。麦わら帽子はカインズで300円ぐらい。
<手袋>厚手のゴム手でOK。350円ぐらい。裏が布生地のゴム手がお勧め。 ダイソーで袖カバーも買っておこう。ウィンブレーカの袖とゴム手の隙間から 蜂が入ってよく刺された。
<包丁>刃渡りの長く、刃幅が細いパン切り包丁がいい。1000円ぐらい。 ダイソーでない100円ショップで100円で買った事がある。それで十分。 切れ味はどうでも良い。
<バケツ>ハチミツ絞りに使う容器。ホームセンターで売ってる漬け物たるがい い。直径40cm程のフタ付き。フタは必ずいる。バケツは2つ必要。 2000円から4000円ぐらい。これが一番高価な道具。
<ろ過用ざる>上述バケツにはまるもの。プラざるでOK。400円ぐらい。 <ハチミツ保存用のびん>100円から500円。ジャムの空きびんでもOK。 これならただ。
 
費用は概ね以上だ。一般の西洋みつばち養蜂では初期費用だけで20万円ぐら いかかるが、日本みつばちだとこんなに安く始められる。 また一般の西洋みつばち養蜂では、口蹄疫ではないが、強い伝染病が出る。 だからその予防の抗生物質やダニ駆除剤などの薬費と手間がかかる。 また家畜伝染病防疫の必要性から事前に保健所への届け出が必要。 日本みつばちはこの伝染病にかからないので、薬品は一切使用せず養蜂ができる。 保健所への届け出も不要。
「食べてはいけない食品・・・」とかいう本にハチミツが出ているらしいけど それは一般のハチミツはどんなものでもこの防除薬が使われているから。 ハチミツに抗生物質が混入するのだ。という事で、日本みつばちのハチミツは どれほど安全なものかはこれだけでも分かる。 世界一安全な天然ハチミツが取れるという訳だ。安全なだけでなく、すごく おいしい。一度食べるともう世界中のどんなハチミツも食べられなくなる。 百花蜜のおいしさは採蜜してからのお楽しみっと。
 
日本みつばちの養蜂は、よくテレビで見るような養蜂とはまったく違うものだ。 養蜂家が手で持ち上げている薄く四角い木枠の人工巣も使わない、 煙をシュポシュポ振りかけるような事も しない。 蜜の貯まった巣枠をドラム缶の遠心分離器にかけてぐるぐる回すようなことも しない。とにかくあーいう養蜂とはまったく違うのだ。
 
日本みつばちの養蜂は、空っぽの巣箱に自然の巣を作らせる。自然の巣は厚さ 3cmほどの板状で、それが巣箱の中に縦にぶら下がる。これを「巣板」と言う。 これが空っぽの巣箱の中に何枚もぶら下がるように作られる。蜂はこの巣板の 隙間(ビースペース)で集まって生活する。巣はみつばちが体から出すロウで 作られている。ロウソクにも使える本当のロウだ。「ミツロウ」と言い貴重な 天然ロウだ。ミツロウは保湿性に優れているので化粧品にも利用できる。 しかし蜂というのは自分の家(巣)も自分の体から出る分泌物で作るとは、 す・ご・い生き物なのだ。
 
日本みつばちの養蜂に手間がかかるかって? それほどかからない。ほとんどほったらかしでOK。勿論、蜂群を増やしたい とかお金儲けしたい場合は、手間をかけないとできない。「蜂群」という表現は、 具体的に言えばみつばちの入った巣箱1箱分のこと。「5群飼ってる」と言え ば、5箱あるということ。みつばちは1匹の女王と数万匹の働き蜂で1つ の家族(蜂群)を構成し、1つの巣箱内で暮らしている。 この辺の用語とかも覚えながら読んでね。でないと以降の説明が徐々に 分からなくなってくる。
 
日本みつばちの養蜂には、野山で自然に生息する彼らの生態を忖度してあげる 事が一番重要である。実は植物を含めて生き物を育てるにはそれが一番重要。 そこで今までに、園芸や金魚一匹飼ったことが無い人は、もうここでやめて 頂きたい。「生き物を飼いたい」という衝動が一度もなかった人には、少なく とも「生き物のことを思いやれる」という才能はほぼ無いと思っていい。 これは才能であって知識ではおぎなえない。だからいくら知識を仕入れても 日本みつばちの養蜂はやっても無駄だし、飼われるみつばち君たちがいい迷惑 だからだ。
そもそも日本みつばちの養蜂とは 「野生の虫を放し飼いする」ことだと認識して 欲しい。
日本みつばちはそもそも野山で自分たちだけで生きていく事ができる。何も人 間に飼われる必要はない訳だ。なので日本みつばちが気に入る事をしてあげな ければ、とっと山へ帰って行ってしまう。どうすれば日本みつばちに気に入ら れる養蜂環境を提供してあげられるか、それが日本みつばち養蜂の一番のポイント である。これがそれなりに難しい。概ね性質にそったやり方などをここで 記していくが、全てを文章化できない。 基礎的知識を身につけて、あとは自分で考えながら 経験を積んでいくしかない。この辺りから「生き物を飼うのが好き」という 才能が必要になってくる。  
日本みつばちは養蜂用に品種交配された蜂ではないので、西洋みつばちのよう に一気に大量のハチミツは集めない。冬越しに必要な分を野山から少しずつ 集める。秋にだいたい採蜜するのだが、量が少ないようだと翌年の秋まで 採蜜を1年伸ばすこともよくあることだ。概ね2年に一度、多くて10L ぐらいの蜜量だと考えていい。
 
自然にはスズメバチを含めてたくさんの種類の蜂がいるが、集団で、一家全 員で冬を越す事ができるハチはたった一種類、みつばちだけなのだ。 数万匹の一家全 員で冬眠もせず、暖房もなしでマイナス10度の冬を越すために、あの貴重な ハチミツを貯めるのである。人間よりすごい!  では秋にそのハチミツを取ってしまうとどうなるか、それは想像に難くな い。でも冬を越させる手立てがあるんだな、これが。それはおいおい説明 する。
 
でもこんなすごい虫を、自分で作った巣箱で放し飼いするって本当に おもしろい。ハチミツがとれなくったって、すごく面白い。春から 秋にかけて、巣箱からひっきりなしにみつばちが通うのを見ているだけで あっという間に日がな一日が過ぎてしまうのだ。
 
 1.日本みつばちって何?
 
 2.野生みつばちの確保
 
 3.巣箱の準備
 
 4.巣箱を仕掛ける
 
 5.巣箱の設置(養蜂)場所
 
 6.仕掛けた巣箱の回収
 
 7.春からの養蜂
 
 8.日本みつばちも刺す!
 
 9.防備
 
 
 10.夏から秋、越冬の養蜂
 
 11.採蜜と養蜂
 
 12.採蜜
 
 13.ハチミツのろ過
 
 14.採蜜後の処置
 
 15.分蜂の取り込み
 
 16.養蜂場
 
 17.詳細DVDもあるよ