腕時計の電池交換の方法
 
腕時計の電池を交換したので、それを記録する。単なる自己記録なので、このページ の情報は参考にされないように。このページ内容に関する事は一切責任を負わない。
 
今回、電池交換の対象腕時計=CASIO LTP1129、購入価格\1,480(@Amazon)、購入年月日2011年2月9日 (以来電池交換なし、約2年7ヶ月稼動)

 
 
裏蓋のこじ開け
この時計の裏蓋は、小さいすき間にこじ開け用の金具を差し込んで開けるタイプ。まず、どこがこじ開け用の すき間なのかを見つけるのに、少し時間がかかった。すき間が狭く、小さいの 苦労した。キズもついた。
開けるときの注意=堅いが慎重に開けないと、裏蓋についている細いシールド・パッキンを傷める 可能性がある。下写真の黒い輪。一度力がかかって変形すると元に戻らなくなる。

また内部のムーブメントも傷める可能性がある。専用ジグを力強く、慎重に押し込む。 押し込みすぎると、シールド・パッキンを傷める。自家用なので、多少キズがついてもいいので、 少しこじ開けるぐらいにするのがいい。シールド・パッキンを傷めるとオシャカになる。
開いたら、内部にはなるべく手を触れない。水晶発振子やコイルには触れないことが重要。
 
電池の取り外し
一見、電池は押さえ金具で、ねじ止めされているように見えるが違う。 ムーブメントのねじは触らないように。電池の押さえ金具のようなものがある反対側から、マイナスドライバ かピンセットで電池を浮かせるように外す。

 
電池の交換
電池はSR626swという小さいもの。 カインズでは金メッキされたMaxwell製のものが380円だった。100円ショップで探す。ダイソーにはなかった。 セリアで見つけたので購入。下の写真のもの。 しかし、Amazonで見ると、金メッキのMaxwellが155円+送料90円だったので、こちらの方が良かったかな・・と 後悔。100キンで買った電池はメーカ不明。2年ほど時計の中で使うものなので、錆びたり液漏れがあると 時計自体が壊れてしまう。なので、これはケチらないほうが良さそう。次回からは日本メーカ製の物を買う 事とする。

 
時計の裏蓋を閉める
裏蓋を閉めようと、蓋を載せて指で押し込んでみた。しかしいくら力をこめて押し込んでも、いっこうに 入らない。どうやっても無理。そこでネットでみると、裏蓋を閉める用のプレス機がある事が分かる。
つまり、人手ではかなり閉めにくい、という事。仕方ないので、そのプレス機を購入した。
Amazonで\2,480(送料込み)。当然中国製でしょう。中国通販サイトでも同じような物がたくさんあった。

 
注文の翌日に届く。小さい箱に入っていた。プレスの型と、本体と、日本語説明書1枚。

 
プレスの型は全部で12個。でも両面で違うサイズになっているので、全部で24種類のプレス型 がある。なので、大体、どんな時計にも使えそう。

 
時計のガラスが当たらないよう、プレス型の縁が、時計の金属ダイキャスト(時計の縁)だけに 当たるよう、プレス型を選ぶ。そして、裏蓋をきっちり真上に、リュウズの位置と裏蓋のフチの 切りかきをしっかり合わせて、プレスをゆっくりおろす。
なんと、あんなに指で押しても押しても、全然はまらかった裏蓋は、あっさりすぽんとはいった。 あれ?・・はいった?・・・と思うぐらいあっさり。完成! 1500円の腕時計の電池交換に お店での交換代に1000円も出せない。自分でやって道具代だけで今回新規に2500円ほどかかった。でも 以降は、電池代だけなので、まい、いいや・・・と納得したい。

 
時計用の道具一式の記念撮影。
右の写真は裏蓋を開ける道具。左側のはねじ込み式のもの。 裏蓋の周囲にイガイガの溝があるタイプ。右側は今回使用したこじ開け用の道具。しかし、大変 使いにくい。こじ開け用のもっといい道具がAmazonでも売られている(1000円未満)。
 
 
まあしかし、時計の電池交換ぐらい、自分で簡単にできる「腕時計セルフバージョン」ぐらい製作して ほしいものだ。 CASIOさん、CITIZENさん、考えてよ。SEIKOには一切期待しない。婚約祝いに買ったお揃いの 3万円の時計が、2つとも、買って1年半で止まった。自分も自分の家族も、自分の親戚も、 知り合いも、二度とSEIKOの時計は買わないと宣言している。時計じゃないけど、CANONもそう。