日本をガラリと変えよう

1.直接民主制にするぞ

現代の日本は静止衛星軌道上に放送衛星を保有し山奥にも光ファイバー網が 整備されてきた。どこでも議論の様子を受信でき送信も出来る。 個人を高精度で確認できる技術がありネット経由で本人を認証できる。 つまり遠隔から確実な投票も可能なのだ。
このような技術環境が整っているので何も選挙して議員を選びその議員に政治や 予算を全部委託する必要がどこにあるか。代表議員制なんて17世紀の遺物で、 いつまでそんな制度にしがみついているのか。
国民が直接有望なリーダを決めて、直接法律を決議して、直接予算を決める。 簡単に出来る事だ。何故やらない???

「直接民主制」は共産(社会)主義でも資本主義でもない。貧乏人の味方でも 金持ちの味方でもない。戦争主義でも平和主義でもない。 仏教徒でもイスラム教徒でもない。単に国民の意思 そのものなだけだ。国を繁栄させるかも知れないし破滅させるかも知れない。どちらでも いいではないか!! それが国民全体の意思ならば。私は日本国民はかなり 賢い民族だと思うよ。

2.どうやって直接民主制に移行するのか

現行の政治体制から直接民主制に移行させるには、現役の政治家を説得しても 無理だ。どの政治家も必死で議員の地位にしがみつく。自らの地位を 無くすような事をする政治家は誰一人いない、100%いない。
そこで「直民党」という政党を作っていつか過半数を取って、直接民主制に する為の法案を可決する。現在の国会の体制のままで現在の体制を覆して 直接民主制に移行させる。

3.直民党に賛同が得られるか

まず直民党を立ち上げる。直接民主制に移行するための具体策をみんなで作り上げる。 政治思想や政策などは作らない。とにかく直接民主制に移行するためだけの 政党だ。賛同してもられる国民は広くネットで集められると思う。
今の日本の政治・政府には多くの人間が失望している。変える事が出来ない とみんな諦めている。だから政治に関心がない(だから今の政治家や官僚はやりたい放題)。
もし自分たちが直接国政に参加できるなら多くの人の賛同が得られるはずだ。

3.1 直民党への賛同を得るために

直民党から立候補者を出す。予めネットで確実な票読みができるので 当選できる地域から候補者を立てて当選させていく。
それでもし10人当選出来たとする。10人の国会議員は政策立案などには参加しない。 当面は現行の国会議員が法案を提出するとそれに賛成・反対票を投じるだけ。
直民党賛同の人たちがネットで法案への賛否を予め投票する。 直民党でそれを集計しその結果がもし賛成:反対の比率が6:4なら 10人の直民党国会議員は6人賛成、4人反対で、国会で投票するだけ。 これで法案の賛否に国民が直接参加できた事になるぞ。 こうすればどんどん直民党賛同者が増えるだろう。だって国政に毎回直接 参加できるのだから。

直民党独自の法案を出してもいい。ネットで議論して法案を出してもいい。 まあでも、過半数を取っていないなら土建金主党が否決するだろう。

4.直民党はどうやって作るのか

とにかくネットで作る。直接民主制に移行する具体策を綿密に作り信用を 得る。それを常時公表しネットで広くたくさん賛同者を得る。 国政選挙に出馬するには多額の供託金が必要。 供託金は選挙である程度の得票があれば返金される。供託金はクラウドファンディングで 集める。ネットで票読みは出来る。候補を立てて当選できるか否かは 精度良く予想できる。
そのあとは直民党が国会で本当に直接民主を実行してもっとたくさんの賛同者を 得るようにしていく。

5.直接民主制に移行

直民党への賛同が増えて衆議院の過半数が取れれば、一時政治は停滞する かも知れないが、それより直接民主制に移行するための法案を可決する。 衆議院の定数は無制限にし、選挙を無くし国民なら誰でも衆議院議員 になれる。報酬もなくす。国民みんなで直接法案可決のための システムを構築する。政策や外交、予算などを選挙を気にせずどうどうと 政論を戦わせる場を作り放送する。法案、政策、予算案をみんなで議論して案を 作りみんなで票決する。
最終的には多数決で決定する。少数意見は無視するのか?いいや、それまでの議論で 少数意見もどうどうと国民で討論する。その結果の多数決だ。今の政治では 過半数与党が野党(少数意見)をほぼ無視しているので少数意見は無視されている。

具体的イメージは政策や予算方針を幾つかの専門家グループで作る。有志のグループ でもいい。最初は大きな方針を各グループで作る。議論・投票して方針を決める。 方針が決まればそれに沿って法案・予算案などを各グループで作る。議論・投票して 2〜3ぐらいにしぼり、更に議論を深めて最終も投票で決めていく。議論の 過程は地上波・衛星放送で何度でも放送し票決予定なども流して、そして国民投票 でどんどん決めていく。密室の議論など1つもない。国民が全部知って票決していく。

6.直接民主制はなぜ良いのか

国民の英知を結集できる。今の代議員制では選挙があるために一般の普通に 優秀な人間など誰も選挙に立候補しない。「選挙」がとにかく国の運営 の最大の障壁なのだ。洞察力・判断力のすぐれたリーダを国民みんなで推薦 してみんなで決める事ができる。立候補も選挙も不要だから本当に優秀な人が 国の運営に参加してもらえる。
金権与党の派閥間で誰がどうやって決めたのか分からない、どんな資質が あるのかさえ分からい人間が首相になって、今の日本は運営されている。 そんなやり方で本当にいいのか。

与党自民党は数人のボスのような人間がいてその連中がほぼ牛耳っている。 逆らえば次の選挙で選挙資金を出してもらえない。なので自民党公認で当選 した連中はこのボスのような人間に服従する。つまり数人の人間が国を動かしている。 少数の人間が国を動かすとどうなるか、第二次世界大戦で日本軍は数人の 人間が勝手に国政を動かし勝手に軍を動かし300万人もの国民を死に至らしめた。 国民(兵隊)を死地に向かわせた張本人の軍司令部の連中は、敗戦後も責任 など何1つ取らず戦後のうのうと生き延びた(本来なら皇居前で佐官以上は 全員腹を切るべきだったのではないか。それでも許されない。)。
2020年の新型コロナでは無能な政府のために死なずともいい国民が多数死んだ。 今後も大きな国難はいくらでもやってくるのだ。国民みんなの意思でそれを 乗り越えなくてはならないのに。

6.1 直接民主制にする最大の利点

直接民主制にする最大の利点は多くの国民がちゃんと政治と向き合えるように なるからだ。自分たちの事はちゃんと自分たちで責任を持って決められるようになる。 人任せにするのではなく国民みんながよく考え自己の責任で決定に参加していく 事ができるようになる。
今の国民を見ると、無責任に飴玉をねだる餓鬼の状態だ。「ここをこうして欲しい、 だから政府はお金を出せー」と無秩序にあちこちでねだってばかり、日本国の財布 の事など何も考えずに。金を出せーと言うばかり。結局政府(政治家)は税収入も 無いのに借金をして金を出すだけの無能・無責任ぶり。それが今1100兆円を超える 借金に膨らんでいる。このままでは江戸幕府と同じで政権は破綻倒産するだけ。 税収の範囲で国民みんなが納得して、我慢する所は我慢して限られた税収入を一番 必要と考える所に分配していくようにしないと、政府が破綻するまで今の政治体制 が続くぞ。それでいいのか。

アメリカは20年間アフガニスタンに駐留し、タリバンから全土を守っていた。 しかし2021年アメリカ軍が撤退するとわずか半月でタリバンは一気に侵攻 して全土を征服した。日本の1.7倍の面積のアフガニスタンを、統一した組織 でもないタリバンがあっという間に征服したのだ。アフガニスタンの国軍は タリバンの6倍の数があったのに。これは明らかにアフガニスタン の国民が自分たちで国をどうしようという意思が無かったからだ。今の日本も これと同じ状態ではないか。国民は皆自衛隊を支持しているのか、何か有事の時 には国民自らが国を守ろうとする意志があるのか。一部の共産主義者の売国奴に あおられて「戦争法反対!!」とデモをしたり自衛隊を戦争屋とか人殺し機械の ように言う人間が大声であおってそれに乗せられているのを見ると、アフガニスタン と同じようにしか見えない。

7.直接民主制でうまく国の運営ができるのか

そもそも国民が直接政治に関われる知識があるのか。今はないかも知れない。 でも学習すればいいだけの事。 今まで学校では政治の教育などかけらもしてこなかった。なぜか。国民が政治に関心を 持って一番困るのは誰か。政治家と国の官僚どもだ。なので政治に関する 教育をわざとして こなかった。国民をばか扱いして自分たちが好きなように動けるようにしてきた。
直接民主制に移行できればどんどん教育を変えて国民が正しく法律を作って 予算を考えていけるようにすればいい。点数を取るためだけの教育ではなく 国民が幸せに生きて行ける事を「考えられる」教育にすればよい。 国民が本当に自分たちのための政治にするには直接民主制しかできない。

8.直接民主制に向けてスタート

実際に直民党を作って広くネットで賛同者を集めたい。一番核になって動けるグループ をまず最初に作っていく事になる。核となるグループが出来たらSNSなどを 通じて全国的に広める。特に若い人から政治改革の輪を広げて行くのがいい。大学単位で 広げて行くのもいい。高校生でも18歳以上は参政権があるので参加できる。 会社や地域、ママ友グループ、サークルでもいい。誰でもどんな単位でも一人でも 参加して、自由に意見を上げてもらって政治に直接参加できる機運を高めていきたい。 これらは全部ネットだけで出来る。

直民党からの立候補者は極論すれば誰でもいい。政治の専門家である必要はまったくない。 時間にゆとりがあって 国会に出て投票すればいいだけ。立候補者が街頭演説する必要もないし ポスタを作る必要もない。事前にネットで票読みをして当選確実の地域からだけ 立候補する。国会議員が得られれば国民の意思どおり国会で投票するだけ。

直民党を創って運営していくのに、お金はほとんどかけない。とにかく知恵を最大限に 使う。「知恵を使わない人間ほどすぐお金を使いたがる」という役所方式は絶対に取らない。

直民党の事でお金を取ろうとする人間は嘘つきの詐欺師なので絶対に近寄らないように

ぼくは長堂桜太郎(ちょうどうさくたろう)、直民党の発案者なだけだ。 直民党は誰が創始者で 誰が継承者で、誰が党首でもそれは関係ない。直民党は直接民主制にするためだけの政党。 直接民主制に移行したら消滅するだけ。直民党では誰も1円だって利益を得ない。 直民党の利益は国民みんなが自分たちの責任で自分たちのゆく道を決めて自分たちの国を 良くして守っていく事だけ。政治や税金で収入を得たり名声を得たりするのは最低の人間のクズ だ。

9.地方の事はどうするのか

地方の事は地方自治でやるだけ。どんどん予算と権限を地方に降ろして 地方自治を本当の地方自治にする。今は国が予算も権限も握ってとにかく放さない。 (よく言われるのがバス停。これを数メートル移動するだけで国の許可が 必要で数か月もかかる。バス停の事にまで国が口を出している)
これでは地方自治が出来ない。県や市町村の議会もどんどん直接民主制に していく。国の直接民主制の議会は国の事だけ議論すればいいのだ。

10.そんなにいつも国政の事ばかり考えていられるか

現状の国会議員は高給を取って政治を職業にしているから、半年ぐらいは国政に 当たれる。でも一般国民はずっと国政にばかり当たれない。そう、当たる必要はない。 主に判断するだけでいい。現状の国会議員だって専門的な事は自分ではやっていない。 専門家にネタを作らせてあーだこーだ言ってるだけ。最後には検討グループや派閥の ボスに一任して終わり。企業や圧力団体とお話して選挙区地元からの陳情を聞いて ぎゃーぎゃー言ってるだけ。こんなレベルの事は誰だってできる。特別な能力も知識も 必要無い。 専門の事は税金で雇えばいい。国民グループで政策を作るチームを結成してもいい、 必要な費用は税金で まかなえばいい。現状の国会議員を雇っている費用よりは全然安くつく。 しかもずっといいものが作れる。だって選挙にまつわるしがらみや バックグランドが何もないので真正直な本当の国民のための法案・予算案 が間違いなく作れる。
今の国会議員はとにかく政治資金を集めて選挙に勝つための事しかやっていない。 選挙に勝たなければえらそぶった政治家になれないからだ。選挙さえなければ誰でもいつでも 本当の政治を真正直にできるのだ。
最初はうまくいかない事もある。でも制度ややり方を試行錯誤して改善 していけばいいだけ。今の国会議員がやっているシステムだって最初から あった訳ではない。

法案や予算を可決する時は必ず参加しないといけないのか? いいや、 各自の自由。重要な事を決定する時だけ投票しても全然構わない。 国民の関心の大きい重要な事には多くの国民が参加するだろう。それでいい。
今の選挙だって国民の半分も投票に行かないでしょ。そんな状況で選出された どんな人間かも分からない議員に国政の全部を委託している。 こんないい加減なやり方がまかり通っている。 そんなのに比べれば決議に参加したい時だけでも国民が直接投票する方が はるかにはるかに良い。

11.本当に直接民主制に移行なんて出来るのか?

ロケットを打ち上げるよりずっと簡単に出来る。そんなの出来る訳が ない、と思える人には出来るイメージが湧かないだろう。必要な技術基盤 はもう既にこの国にはあるんだよ。あとは国民みんなが「国の事は自分たち で決めたい」と強い意志さえ持てば簡単にできる。

12.一般国民が本当に決めていいのか?

自分たちの事を自分たちで決めるだけ。当たり前のこと。東大法学部を出ていないと 法律や予算なんて決められないのでは?
とんでもない。いくら学校の成績が良くても 正義感が無く私利私欲の人間はただのクズ。最低の人間だ。そんな連中に 国を支配されているのが今の日本だ。東大を優秀な成績で出て裏では 悪徳政治家の利益を忖度し、悪事を下僚に指示しウソをつき、部下を死に 至らしめた奴。官僚トップになって女性記者に情報を渡す代わりにエッチな 事をねだっている奴。こんなのは氷山の一角。出世や天下りの私利私欲しか 考えず国民の事はどうでもいい官僚が山のようにうごめいている。 東大法学部を出て官僚になりそれから国会議員になってるとか、医師だ弁護士だ、 親が政治家だったとか、とにかく国会議員になりたくてそれがすべての目的 とする人間が多すぎる。 大臣になって偉くなりたいだけ。 私利私欲の塊のような連中が法律を作り予算を決めている。そんなのもうたくさんだと この国の人々は思わないのか。
国民みんなで決めれば良い事でも悪い事でも 全部国民で引き受ければいい。もし悪い結果になっても国民みんながそれを教訓に 勉強できるではないか。 法律を作って決めるためには正義と公平な心があれば100%十分だ。 誠心がなければどんなにいい大学を出ていてもただのクズだよ。
専門知識が必要なのでは? そんなの専門家を税金で雇ってやらせればいい。 決定の判断を国民みんなでやればいいんだ。 今でもぼんくら国会議員はそんな事やっていない。ボス役が賛成すれば みんな賛成している。 決めるのは国民がみずから決める、これが一番大事。

成績が良くていい大学を出ても、心の腐った人間、自己の利益ばかり思う 人間はいっぱいいる。政府官僚や国会にはそんな悪魔がうようよいる。 早くみんなで叩き出そう!

13.迎合主義

大衆に喜ばれる政策を出す政治を「迎合主義(ポピュリズム)」と言う。 大衆をあおって大衆の人気を得て選挙の当選を目的とした政治主義の事。 大衆に人気取りの政治家をばかにする言葉と同時に、無知な大衆をばかにする意味も 含まれる。「国民はばかばかりで、その人気を得ようとする政治だ」という 意味を込めて「あいつは迎合主義者だ」とののしる。
国民は無知でばかだから、政治は賢い政治家がやるのだ・・・という思い上がり とまったく国民を ばかにした考え方が根底にあるのだ。今の国民が政治に関心がないのは選挙で政治家を 選ぶシステムだからで、自分たちで直接決められるシステムならもっと関心を 持って、もっと誠実に考える、知識も習得するようになる。
直接民主制を迎合主義のように言う人間がいたら、その人間は100%ウソつきで それは真の国賊、国の敵だ。

14.直接民主主義の敵

直接民主制に反対する人間は次のどれかだ。

  1. 独裁者。国や国民を自分の意のままにしたい人類史上最大の悪人。 直接民主制になれば独裁者は地獄に落ちて絶対に這い上がれない。 そりゃー反対するでしょ。 共産主義者がこの類だ。共産国で独裁者を生まなかった例はこの地球上で 1つもない。誰でも知っている明白な事実。
  2. 現在の政治家。直接民主制になると職を失う。今まで偉そうにしていた政治家は ただの通行人に戻る、見向きもされなくなる。 そりゃー反対するでしょ。反対は自分の利益のためだ。 この連中は声高に、色んな理屈を出して反対する。特に上述したような迎合主義論を 持ち出し「国民はばかだから・・・」と言う。 私利私欲にしがみつく人間の方がはるかにバカでクズだ、しかも国賊のクズだ。
  3. 政治家にくっついて利益を得ている人間。高級官僚どもはその最たるもの。 直接民主制になるともう自分たちの好きなように動けないし、許認可権を振り回し 天下りが出来なくなる。そりゃー反対するでしょ。こんなクズどもをたたき出して、 いい行政を実行するアイデアはいくらでもある。とにかく行政をガラス張りにして 正義を実行できる 人間をどんどん登用すればいい。暗記だけでいい点が取れる試験ではなくて 無私で正義の心を持ち実行能力で採用・登用していけばいい。専門知識なんて必要ない。 それは専門家を雇えばいいだけ。
  4. 政治家にくっついて利益を得ている法人。企業は多額の献金を与党政治家に献金し 法人の利益を国政に実現させている。法人が政治に直接口出しするのはもっての外。 税金の使い道は全部国民が納得できるように使わなければいけない。直接民主制に すれば国政を牛耳る人間がいなくなる。政治献金する先が無くなるんだ。 そりゃー反対するでしょ。 経団連や土建連は猛反対する。その時に言う言葉が「迎合主義」だ。 ちなみに法人は選挙権はないがそれを構成する強欲人間がたくさんいる。

直接民主制に反対する人間が出てくればよく見るといい。この4つの内のどれかに 必ず当てはまる。このような人間は 「国民が法律や予算を決めるなんて・・そんなばかなー」と言うだろう。 そんな人間は国民の本当の敵だ。必ずいつかは叩き出そうではないか。

お話もろもろ

(1)人間関係(人情関係)
2021年8月22日に横浜市長選があった。当時首相の菅義偉氏は小此木八郎氏を推した。 何故か、それは菅首相は小此木八郎の父親である彦三郎の秘書から政治家を スタートさせたから。つまり世話になった人の息子だから推したのだ。この小此木八郎は 菅内閣では国家公安委員長をやっていて、その閣僚ポストを辞任して横浜市長選 に出馬したのだ。菅義偉首相は結局情義で閣僚を指名し、情義で横浜市長選を支持した。
このように恩義や情のつながりで閣僚にしたり派閥都合で決められたりする。 つまり大臣なんて能力でなっていない。 誰でも無能でもなれるという証拠だ。 無能大臣の下には官僚軍がいて、単なるサラリーマンの 官僚が大臣を実際には動かし国を操っている。それが日本国政府なのだ。エリート意識塊の ただのサラリーマンの官僚が、出世と天下りの私利私欲の 烏合の衆である官僚が日本国を動かしているのが現状なのだ。 官僚からすると無能でお飾り大臣の方が楽で操りやすい。バカ大臣はふんぞり返って えらそぶって知名度を上げて次の選挙で当選さえすればそれでもう十分過ぎるぐらい満足 なのだ。政治や国民の事なんか爪の先ほどもどうでもいい。

親子親戚関係、恩義の関係などが明治維新以降から政財界では面々と引きずられてきている。 日中戦争から太平洋戦争にかけても帝国陸海軍などの軍人指導者の間でもそうだった。 多くの将兵が無駄死した戦争作戦なども情で判断され実行が許可された事もいくらでもあった (ノモンハン事変、インパール作戦など)。 国の命運がこのような一部の人間の情義に引きずられるような事態は明治以降ずっと 続いて今でも変わっていない。あのような多くの国民の命を犠牲にした戦争から結局 何も学んでいない、反省もされていない。それでは戦争犠牲者はただの犬死だ。

日本はたまたま太平洋戦争以来大きな国難には遭ってこなかった。しかし2020年、2021 年の新型コロナの流行で全国的に大きな国難に瀕した。不幸中の幸いでアメリカなどの ように数十万人の死者はでなかったがそれはたまたまだ。情義で判断されるような政府で 今後これ以上の国難に遭遇したらどうするのか。

(2)官僚機構
2011年東日本大震災当時、首相は菅直人で政権は民主党が与党だった。厚生労働省では 年金のデータがぼろぼろ状態でずさんな管理がされていて、それを記者あがり の民主党国会議員が暴露した。ミスター年金と言われた男だ。 国民が一生懸命働いて納入した年金が最低の管理をされていたというので、 国民の怒りが選挙で爆発し民主党が政権を取った。ミスター年金が厚労大臣 になった。
政権を取った当初、民主党は政治家が思い通りに官僚を動かすと豪語した。 官僚どもは「はい、分かりました。 何でも指示通りに動きますので、一から十まで全部政治家で指示してください」 と言った。これは体のいい サボタージュなのだった。民主党の議員どもに行政を実行できる能力も 経験も知識もある筈がない。野党としてギャーギャー与党のスキャンダルを国会で まくしたてる程度の連中だ。結局官僚を動かさなければ国の行政は何も出来ない。
国や地方の官僚機構は大きく3つの階層になっている。大学卒、短大卒、高校卒とそれぞれ 試験で採用し高校卒は事務・作業などの実務をし員数も一番多い。大学卒はほんの少数で 幹部として 高校卒が行う実務を指揮・指図をする。短大卒はその中間、現場の管理職イメージ。 大卒幹部を「キャリア官僚」と言い 私利私欲で出世と天下りの事しか考えない連中が多い。 少し記憶力が良くて試験の点数がいいというだけの連中。自分たちは頭がいい、 偉い、選ばれた人間だと思い上がって誠実さのかけらも無い人間はクズ。政治家を忖度 するのもこの連中。この連中がただのサラリーマンであるのに自分たちのいいように 国政を操っている。ただし現場で作業している多くの高卒の人間は5時に作業が きっちり終わるように仕事だけはやっている。
このような官僚機構を国民のために誠実に仕事させるにはどうすればいいか。 色々工夫もいるし改良しながらやっていくしかないが、1つの例としては 公務員採用試験とは別に大臣クラスの人間が直接在野から採用しキャリア官僚の 上や中に入れ込んで仕事をさせるやり方。このような人員は民間企業のやり手や 組織や不誠実な業務がいやで辞めていった元キャリア官僚から集める。 官僚トップも国民からの推薦・承認を得た人間を配置するとか。勿論採用試験 の官僚の中にも誠実と良心のある人間はどんどん登用していけばいい。 官僚組織全体を誠実な方向で仕事していくように回転させていかなくては いけない。そのためにもトップには無私で良い人材を配置しなくてはいけないのだ。 企業でも官僚組織でも同じで、 トップ(経営者)が利己的だと下々まで全部右へ倣えで皆がそうなっていく。 政治家が情義や派閥の事情で大臣を選んでいるようでは官僚たちもみんな私利私欲 でしか動かなくなる。そんなの当たり前、トップが腐っていれば、誠実な 人間は逃げ出し、結局全部が腐る。

(3)教育
今の教育は人を育てる教育ではまったくない。単なる学術知識詰込み教育なだけ。 企業の研究所や大学で研究するには学術教育も必要だが、そういうのはその道に 進むほんの少しの人間向けにだけやればいい。例えば中学3年の数学で習う 「2次方程式」を街を歩いている人に解かせてみろ。5%の人も解けないだろう。 一般の人の頭が悪いのではなくて、人が生きていく上でそんなの必要ないから みんな全部忘れてしまう。必要のない事を15歳の子どもに暗記させて試験して 点数の悪い子どもをバカ扱いする。これのどこが人の教育なのか。
教える先生も公務員でやる気が無い奴もいっぱいいる。国の宝である子どもの教育には 一人でもやる気の無いクソ教師がいては絶対にいけない。本当に慎重に子どもをよく 見て導いてやらなければならない、一人でも見落としては絶対にいけないのだ。 いじめで子どもが自殺なんてもってのほかだ。絶対に絶対にあってはならない。 一体この国では誰が正義を教えているのか。

国の教育審議会では点数化できないものは学校では扱わないと決めている。審議会の連中は 完全に頭がいかれている。 そんなに記憶力のいい人間をふるいにかけたいのか。 極端な事を言えば成績なんかまったく必要ない。大学を卒業しても卒業証書や証明書 など一切発行しなければいい。そもそも大学は学歴を得るために行くものではない。 学びたい、知りたい、解明したいという学究のためにある。 大学の入学試験など必要ない。勉強したい人が勉強したい 科目だけ受ければいい。そもそも知識や技能を修得した証明書(卒業証明)は誰が 必要としているのか。 企業だろ。それなら企業が勝手に採用試験でもすればいい。
例えば大学で数学の授業を受けよう とするなら小中高の数学は完全にマスタしておかないとそもそも分からない。 試験などしなくても大学数学の授業を受けたい人は高校までの数学を自分でマスタするだろう。 英文科の授業は全部英語でやればいい。英文科の授業を受けたいなら英会話ぐらいマスタ するだろう。試験など全然必要ない。大学の授業を受けたいならどこでも近所の 大学に科目ごとの授業料を払って通えばいい。 大学レベルの知識を持った人を採用したいなら、採用側企業で必要となる知識・技能 の試験でも面接でも勝手にやればいい。

理科系の大学の勉強をしたい人は理数系の勉強だけやればいい。古文や古代中国語(漢文) まで暗記する時間など100%無駄。 また入学試験の問題のようなこねくり回したパズルのような問題解答のテクニックを暗記 する勉強なども時間の無駄。そんな時間があればもっと大学の数学で必要となるような勉強を やるべきだ。記憶力レースの振るい落としの受験制度など国に何の益もない。

国ではもっとちゃんと人を作る教育をしなくてはいけない。礼儀や道徳も必要だし、 人が人して生きていく上で必要となる知識や経験を与える教育が必要だ。 「金、金、かねー!」の金の亡者ではなくて正しい心を持った人、 それぞれの価値観で幸せに生きて行ける「人」を育てる 事が何より重要だ。 試験などしなくても子ども本人が生きていく道を見出して、 自分で興味を持って必要だと思えば何でもどんどん覚えて行ける。好きな事なら どんどん子どもは覚えるものだ。お金を儲ける ために勉強するのではなく、自分で好きな道を見つけて頑張ってみる、知識や技能を 修得した結果として 収入が得られるようになる。それがお金持ちでなくても自分の幸せだと納得できればるように 導いてあげるのが大人の仕事ではないか。
学術的な教育が必要になるのはほんの一握りの人間だけ。そういう人には専門コース を作ってあげればいくらでも勝手に勉強していくものだ。例えば高校までの 数学なら読んで練習されすれば教師などなくても理数系の人間なら普通に 全部独習できる。良い 教材が既にそろっている(大学以降の数学はろくな教科書がないが・・)。他の教科 も同じ。
もっと一般の人が人として幸せに生きて いくための教育を中学からやるべき。中学からはいろんな職業に入って行くための、 人生の選択ができるような教育をするべき。いろんな職業を子どもに見せたり体験 させたりする。そしてその職業を選択するに当たって必要となる知識や技能を 修得できる教科をたくさん作る。料理、建築、電気・機械技術、工作技術、音楽、 芸術、スポーツ、文章・翻訳、行政、法律、経済、経営、流通、商品開発、 農畜産、ソフトウェア、 研究開発・・・たくさんの職業があり、子どもが興味を持てるものを自分で 探して必要な知識や技能を身に着けられる教育を自分で選択させれば誰にでも 楽しい学校になるし、自分で覚えないといけないと思えば試験などせずとも どんどん覚える。 そうすれば今の学校の勉強嫌いなんてほぼいなくなる。古文や和歌や2次方程式 など全ての子どもに教えるなんて本当にばかばかしい事。 仕事で必要となったり興味が湧けばみんな 大人になってからでもいくらでも自分で勉強できる。
なぜ子どもが興味を示さない物を無理やり暗記させ試験して序列化する教育ばかり しているのか。そんな学校ばかりだから学校や勉強に興味を示さない人間が たくさん出てくる。そういう人間が道を踏み外し社会的問題を起こしたりする。 今のような学術詰込み教育を子どもに強いる制度を先導しているのは一体誰なのか。

(4)頭のいい、悪い
ぼくが教室で子どもを教えていて「せんせい、ぼくは頭が悪いので数学が出来ないんです」 と言って来た子どもがいた。「誰が君に頭が悪いと言ったんだ!」とぼくは怒った。 「この世に頭が悪い子なんて一人もいない、それは先生が保証する。 学校の成績だけで人間の頭を決めるのは絶対におかしい事だよ」と子どもに言った。 子どもに自分は頭が悪いと言わせる、こんな教育が正しい訳がない。 こんな教育は100%根底から間違っている。
暗記力だけあれば今の学校の成績は トップになれる。数学だって解き方を覚えるだけ。今の学校は暗記力の学校だ。 めだかの学校と変わらない。暗記力ならコンピュータに任せればいい。これからは 人工知能だってどんどん実用化されて、弁護士や医者なんてみんな人工知能が やるようになるだろう。世界中の論文を暗記して最高の答えを探しだしてくれる だろう。
人間の頭脳は無限の広がりがある。暗記力だけで測ろうとするなんて大バカも いいところだ。勤めていた会社に東大・京大クラスのいい大学を出た人がいたが、ちっとも 仕事が出来ない。特に創造的な仕事では無能に近い。上司の顔色ばかり見て、 仕事の処理は過去の事例を参考にしか出来ない。仕事の段取りも出来ない。 仕事上では無能に近い人間でも資格や昇級試験には合格して役職にはなれた。 大学を出るまでは教科書が 全てで暗記さえできれば優等生だった。でも一般企業では無能そのものだ。 エリートを気取っている連中なんてこんなもの。 こんな事例は山ほどある。

そもそも人間の頭脳は覚え込んで処理するだけが有能なのではない。 暗記力は人間にたくさんある能力のたった1つだ。それ以外に無数にある。創造、 推察・洞察、判断、優しさ、職人気質(潔癖性)、子育て、動植物育て、 大胆さ、勇気、負けず嫌い (根性)、愛情の深さ、冷淡さ、色々な運動能力、明るさ、芸術、正義感・・・みんな 人間の頭脳の能力だ。明るさなんてただの性格と言うかも知れないが、いやいや どんな苦境でも明るくなれるのは大きな能力だ。 どんな人間にも必ず神様が与えてくれた能力(才能)がいくつか備わっている。 それを見つけて育てるのが教育。どんな能力や才能が隠れているか、それを 見つけて修行するのが人生ではないだろうか。才能によってはお金につながら ない事も多いがそんなのどうだっていい。お金儲けのために働くのは悲しい。 自分の才能を生かして修練して人や生き物にために働いて、その結果収入に なればいいだけ。額が大きいか小さいかは時代と場所による。そのことも教育 していく必要がある。
人が何を目的に正しく幸せに生きていくのかを教えるのが教育ではないか。 それを今の学校は何1つ教えていない。

(5)広い視野
一部分だけを捉えてクローズアップし、興味をそそるように伝えるのが 今のジャーナリズムだ。 大衆が興味を引く事柄を一部だけスキャンダラスに伝えて、新聞週刊誌は 部数を売り上げる。放送では視聴率を稼ぐ。でもそれは本当のジャーナリズムではない。 単なる下劣なスキャンダル商売なだけ。 なるべく広く全体を報じて初めて「真実」を伝えている事になる。 NHKの災害報道でもそうだ。 被害の大きな所だけ、すごい映像だけを撮影して放送している。 被害をより悲惨に見せてボランティアを多く集めたいなど 何か意図でもあるのか。恣意的な報道は中立な報道ではない。 球磨川水害の時も浸水した所だけでは分からない。上流から下流まで 浸水している所もしていない所も全体を映さないとどこがどうなっているのか さっぱり分からない。ざっとでも全体を映してから、被害の大きな所を 映して初めて全体を理解できる。
何事も全体を理解して部分を見極めないと理解を誤る。常に広い視野で公平公正な 理解が出来るようにしたいものだ。

例えば国の施策で実際多くの国民が恩恵を受けていて、ほんの少数が 恩恵から外れたとしよう。ほんの少数の方にだけ焦点を当ててその非を 大声でまくしたてる。するとその施策自体が良くなかったと捉える人間が 出てくる。勿論少数の方の検討も必要だが、全体で評価する事がとても 大切なのだ。物事も施策も必ず良い面悪い面が共存する。なるべく 良い面の多いように工夫するしかない。
野党の政治家はほんの小さい政府与党の施策の瑕疵を大声で避難する。 国会の追及だけ聞いていると政府与党は何もいい事はやっていないように 聞こえてしまう。
共産社会主義者がよく使う手で小さい事を大声でいいまくり大衆を あおる。平和安全法制の時に「戦争法反対!!」とかってやっていた連中が そうだ。大衆をあおっていた典型的な例。中国ではプロの 「あおり屋」という人間が確認されている。

スキャンダルで金儲けをしている報道業者(NHK含む)や共産社会主義者 がよく使う「あおり・扇動」にはよほど気を付けないといけない。 あおられる無知な大衆ではなく真実をちゃんと見極めて広く公平で誠実な 判断が出来る国民にならなくてはいけない。教育が重要だ。

(6)支配と従属
1945年、日本が太平洋戦争で敗戦するまでは、一部のエリート(官僚・軍属)や 明治以来の族子孫が人民を 支配し、多くの国民が従属させられ国外戦地で地獄のような死に追いやられた。 戦後の今も たかが人より多少記憶力がいいだけで、学校の成績が良くて試験に合格した エリート気取りの連中にこの国は支配されている。いつまでこの支配と 従属の状態を続けるのか。憲法での国民主権とは今のような状況を理想として いるのではない。議会制民主主義や政党政治なんて今のIT社会では古過ぎる。 電子メールの時代にハガキで連絡しているようなものなのだ。